SwitchBotのシーリングライトには、通常版と、スマートリモコン機能を内蔵したプロ(Pro)の2種類があります。Proは「照明+ハブの2in1」を謳っており、「これ1台あればハブを買わなくていいのでは?」と考える人が急増しています。
当編集部が公式仕様を確認して先に結論を言うと、Proのハブ機能は「ハブミニ相当」であって「ハブ2相当」ではありません。ここを取り違えると、「室温が下がったら暖房ON」のような温度をトリガーにした自動化が組めず後悔します。
この記事では、通常版とProの違い、Proがハブの代わりになる条件・ならない条件、そして「結局どの組み合わせが安いか」まで、実売価格を確認したうえで整理します。
時間がない人へ:家電を操作できれば十分ならPro単体が最小構成(8畳12,980円)。ただし温湿度センサーは内蔵していないため、温度・湿度で自動化したいなら通常版+ハブ2(合計17,560円)を選んでください。どちらも引掛シーリングに取り付けるだけで工事不要・賃貸OKです。
※価格・仕様は2026年7月時点で楽天SwitchBot公式店および公式発表を確認したものです。価格は変動するため、最新価格は各リンク先でご確認ください。
まず結論:通常版とProの比較表
| 項目 | シーリングライト | シーリングライト プロ |
|---|---|---|
| 赤外線リモコン機能 | ✕ | ○(ハブミニ相当) |
| 明るさ(6畳/8畳) | 3,500lm/4,000lm | 3,699lm/4,299lm |
| 調光・調色 | 1〜100%/2700〜6500K無段階 | 同左 |
| サイズ(6畳/8畳) | Φ390×H96mm/Φ480×H102mm | 同左 |
| 重量(6畳/8畳) | 1.1kg/1.7kg | 同左 |
| 参考価格(税込) | 8畳 7,580円 | 6畳 11,980円/8畳 12,980円 |
| 保証 | 5年 | 5年 |
サイズと重量は「畳数」で決まり、通常版とProで同じです(6畳=Φ390、8畳=Φ480)。違いは赤外線リモコン機能の有無と明るさ、そして価格です。
取り付けはどちらも工事不要。 角型・丸型引掛シーリング、フル引掛ローゼットなど一般的な配線器具に対応し、4ステップで設置できます。賃貸でも原状回復可能です。
Proの目玉:シーリングライトが「ハブミニ」になる
Proの最大の特徴は、スマートリモコン機能を内蔵していること。公式は「SwitchBot ハブミニと同じく、ゲートウェイとしてエアコン・テレビ・照明などの家電をアプリに登録でき、外出先からコントロールできる」と説明しています。
つまりProを付けるだけで、
- エアコン・テレビ・照明などの赤外線家電をスマホ操作・音声操作できる
- 外出先から家電をON/OFFできる
- SwitchBot製品(ロック・人感センサーなど)のゲートウェイになる
🔑 この「ハブ扱い」は公式の別ページでも裏が取れます。 SwitchBotサポートのリモートボタンの対応表では、シーンを実行できる「ハブ製品」としてシーリングライトとシーリングライトプロが名指しされています(ハブミニ・ハブ2・ハブ3と並記)。通常版のシーリングライトもハブ製品に数えられている点は、Proだけの特権と思われがちなので押さえておく価値があります。
これが照明の交換だけで手に入るわけです。天井に付くので設置場所を取らず、コンセントも占有しないのは、ハブを別途置くより明確に優れた点です。
【重要】Proは「ハブ2の代わり」にはならない
ここが本記事の核心です。Proが相当するのは「ハブミニ」であって「ハブ2」ではありません。
両者の決定的な違いは温湿度センサーの有無です。
| シーリングライトPro | ハブミニ | ハブ2 | |
|---|---|---|---|
| 赤外線リモコン | ○ | ○ | ○ |
| 温湿度センサー | ✕ | ✕ | ○ |
| 温度・湿度での自動化 | ✕ | ✕ | ○ |
何が困るのか? 当サイトが繰り返しおすすめしている以下のような自動化が、Pro単体では組めません。
Proでできるのは「時間で動かす」「手動・音声で動かす」「外出先から動かす」までです。「部屋の状態に応じて自動で動かす」には、別途温湿度計かハブ2が必要になります。
⚠️ 多くのレビューが「ハブ機能付きでお得」とだけ書いていますが、スマートホームの本当の便利さは”温度で勝手に動く”部分にあります。ここを知らずにPro単体で揃えると、「思っていた自動化ができない」となりがちです。
結局どの組み合わせが正解か(価格で比較)

目的別に、実売価格で整理しました。
| 目的 | 構成 | 合計 |
|---|---|---|
| 家電操作だけできればいい | Pro 8畳 単体 | 12,980円 |
| 温度・湿度で自動化したい | 通常版 8畳+ハブ2 | 17,560円 |
| 照明は既にある・ハブだけ欲しい | ハブ2 単体 | 9,980円 |
| 将来的に全部やりたい | Pro+温湿度計 | 約16,000円〜 |
判断基準はシンプルです。
- 「エアコンをスマホと声で操作したい」だけ → Pro単体が最安・最小構成。天井に収まるので置き場所も不要
- 「室温に応じて勝手に動いてほしい」 → 通常版+ハブ2、またはPro+温湿度計
- 迷ったら、まずPro単体で始めて、物足りなくなったら温湿度計(数千円)を足すのが失敗しにくい進め方です
共通の便利機能(通常版・Proとも)
おはようモード・おやすみモードが効く
おはようモードは、起床時間に向けて明るさと色温度が少しずつ変化し、日の出のような光で自然な目覚めをサポートします。冬の「暗くて起きられない朝」に効くので、冬の寒さ・暖房費対策で紹介した暖房の自動起動と組み合わせると効果的です。
おやすみモードは就寝前に月光のような明るさまで徐々に暗くなります。
留守中の防犯(在宅を装う)
旅行や出張中にスケジュール点灯させることで、誰かが家にいるように見せられます。空き巣対策として実用的で、屋外防犯カメラと組み合わせると効果が上がります。
他のSwitchBot製品との連携
- SwitchBotロックと連携 → ドアを開けたら自動点灯
- 人感センサーと連携 → 人を検知したら点灯
💡 人感センサーとの組み合わせでは、Proを選ぶとハブが要りません。 SwitchBot公式は人感センサーProについて「シーリングライトとハブを介さず直接連携」と明記しており、無印だと同じことをするのにハブミニ/ハブ2が必要です。どちらを選ぶべきかは人感センサー 無印とProの違いで整理しています。
照明の自動化アイデアは照明の自動化レシピ集15選にまとめています。
虫が寄りにくい・目にやさしい
本体とカバーの間が密閉構造で、虫の好む紫外線領域の波長をほとんど出さないため虫が寄りにくい設計。フリッカー(チカチカ)もなく、光学レベルのPMMA素材で光が均一です。
連携・音声アシスタント対応表
| Alexa | Google Home | Siri | Matter |
|---|---|---|---|
| ○ | ○ | △(ハブ経由) | 記載なし |
※Alexa・Googleアシスタントに公式対応。Wi-Fi内蔵のため照明の操作自体にハブは不要です。規格の全体像はMatterとは?へ。
【正直解説】買う前に知っておくべき注意点
① 対応畳数は「広め」を選ぶ
6畳用(3,500lm/3,699lm)は、6畳の部屋でちょうど良い明るさです。家具や間取りで暗く感じることがあるため、迷ったら一つ上の畳数を選ぶと後悔しにくくなります。
② 8畳モデルは1.7kgあり、取り付けは2人が安心
天井作業で1.7kgを支えながらの取り付けは、一人だとやや大変です。脚立の安定を確保し、可能なら2人で作業してください。
③ 常夜灯時にリモコンの効きが落ちる場合がある
利用者からは、常夜灯(暗い状態)でリモコンの反応が悪くなるケースが報告されています。気になる場合はアプリや音声操作で補えます。
④ 引掛シーリングがあるか事前確認を
取り付けには天井に配線器具(引掛シーリング/ローゼット)が必要です。直付けの照明の場合、交換には電気工事士の資格が必要になるため、購入前に天井を確認してください。
よくあるQ&A
Q. Proがあればハブ2はいりませんか?
A. 家電の操作だけならいりません。 ただし温湿度センサーがないため、「室温◯度で自動ON」といった温度トリガーの自動化はできません。それをやりたい場合はハブ2か温湿度計を追加してください。
Q. 賃貸でも設置できますか?
A. できます。引掛シーリングに取り付けるだけで工事不要、退去時は元の照明に戻せます。
Q. 通常版を買って、後からハブを足すのはアリ?
A. アリです。むしろ通常版7,580円+ハブ2の構成は、温湿度センサーが手に入るぶん自動化の幅は広くなります(合計は高くなります)。
Q. 停電やWi-Fiが切れたら点きませんか?
A. 付属の物理リモコンで操作できます。 Wi-Fiが不調でも照明として普通に使えるので、その点は安心です。
まとめ:Proは「ハブミニ内蔵の照明」と理解すれば失敗しない
- 違いは赤外線リモコン機能の有無と明るさ。サイズ・重量は畳数で決まり両者共通
- Proのハブ機能はハブミニ相当。温湿度センサーはないため、温度・湿度トリガーの自動化は不可
- 家電操作だけならPro単体(8畳12,980円)が最小構成。天井に収まり置き場所も取らない
- 温度で自動化したいなら通常版+ハブ2、またはPro+温湿度計
- どちらも工事不要・賃貸OK・5年保証
照明まわりはスマート電球おすすめ7選・照明の自動化レシピ15選、ハブ選びはハブ2レビュー、全体像はSwitchBotでできること完全ガイドをどうぞ。なお口金がE17の小型器具(ダウンライト・ブラケット・玄関灯)は、スマート電球が入らないことが多く、器具ごと替えてしまうほうが早いケースがあります——判定基準はE17口金のスマート電球は「太さ」で失敗するにまとめました。照明を替えたあとの壁面づくりにはAIアートキャンバスという選択肢もあります(電子ペーパーなので光らず、消灯後の部屋でも主張しません)。


コメント